カラコンの装用はメイクする前、メイクを落とす前が基本です。
化粧品の成分がレンズに付着したり、瞳とレンズの隙間に入り込むと、角膜を傷つけたり装用時の不快感の原因になります。 また、メイクを落とす際にカラコンをつけっぱなしにしてしまうと、クレンジング成分が瞳に入ってレンズが白濁したり、傷ついてしまう可能性があるので注意が必要です。
しかし、日中にアイメイクに直すために、カラコンを付けっぱなしにした状態でリムーバーやクレンジング剤を使う機会も少なくないでしょう。
そうした場合には、くれぐれもカラコンと瞳を傷つけないように、慎重に行うことを心がけてください。 特に、アイメイクは落ちにくいウォータープルーフタイプのものが多いことから、専用のリムーバーやクレンジング剤も強い成分が配合されており、目に沁みるものが少なくありません。
万が一のことを考えて、なるべく低刺激、無添加などを謳っている、肌に負担の少ないものを選ぶことをおすすめですが、最も大切なのは目に入らないようにすることです。
メイクを落とす時には必ず瞼を閉じ、コットンにリムーバーを浸透させて、軽く押しあてるようにしてメイクを浮かせてください。 10秒から20秒ほど経ったら、ごしごし擦らないようにそっと拭き取ります。 まつ毛の隙間などの細かい部分のメイクは、綿棒で優しくなでるようにすると落とせますが、リムーバーやクレンジング剤が染み出てこない量に調整することも大切です。
メイクをするときも、落とす時も、カラコンをするのであればまずは瞳の健康を第一に考えて慎重に行うようにしましょう。 リムーバーやクレンジング剤でせっかくのカラコンが変形したり、色が濁って使えなくなるだけではなく、最悪の場合には失明してしまうこともあります。 そうした事故を防ぐためにも、カラコン装用時の着脱のタイミングを間違えないこと、どうしてもリムーバーやクレンジング剤を使用しなければならない時には、くれぐれも丁寧に取り扱うように注意してください。